涙のカケラ






優人、本当にごめんね。




最後にあんな言葉言いたくなかった。




けど、言わなくちゃいけなかった。




だから、許して。





こんな最低なあたしを許して。







優人…。あの時ドアの音で隠れちゃった言葉は。





″さようなら″



だったんだよ。




あたしはもうあの時から苦しかった。



辛かったんだ。





< 177 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop