たいせつなモノ
そしてある日…








「多輝、ちょっとおいで。」




学校から帰ると




お母さんが怖い顔をして待っていた。








「これは何?」






そう言ってお母さんが差し出したのは




おばあちゃんにもらって




隠していたお金だった。











この瞬間、




私の心臓は




破裂するぐらいに高鳴りだした。



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