たいせつなモノ
「てかさ




屋上行かん?」




教室には人が




たまり始めたので




どこか人の少ない所へ行きたかった。












教室をでた瞬間、




「多輝ちゃん、愛里ちゃん、




おっは〜☆」




見た目が超チャラい男の子が




声をかけてきた。




《うわ…




こおいうの苦手やわ…》




と無視して通りすぎようとすると




「おはよー。」




と笑顔で挨拶する愛里に




腕をつかまれてしまった。


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