たいせつなモノ
「新しい子?」




荷物を下ろすと




隣にいた子が話しかけてきた。




背が高くて




ショートカットがよく似合う




活発そうな女の子だ。




「うん!相沢多輝です。」




「大島 叶(おおしま かなた)、




中学2年生やで☆




何年生?」




「中1。」






これが




のちのライバルとなる




叶との出会いだった。
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