たったひとつの愛と笑顔
お昼の弁当は、愛理や蛍や美沙たちと食べた。


愛理たちと昼食を食べるのは、久しぶりな感じがした。


すると、蛍が言った。


「直木先輩、面白いよね。」


明日香はドキッとした。


すると、加奈が通りかかった。



愛理が加奈に話しかける。



「加奈。加奈の好きな人って末永先輩??」


加奈はあわてたように言った。



「な、なんで分かったの??」


「だってカッコイイじゃん。末永先輩、後輩によくモテるもんね。」


ドキ・・・。



加奈も末永先輩のことが好きなんだ。


加奈はそんなに可愛い方でもないが、足が速い人だった。



加奈にライバル心は感じない。



なぜかというと、少し、明日香に似ていたような気がしたからだ。


何が似ているのかは分からないが、明日香と一緒の匂いがした。


同じクラスの真由と一緒に応援席にポンポンを持っていく。


いよいよだ。


「みんな並んで。」


「しっかりやろう。」


明日香たち青ブロックは、一発目だった。



「最初は、青ブロックです。」


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