たったひとつの愛と笑顔
「じゃあ、いいですよ。」



っということでリーダーになった。



リーダーはいろいろめんどくさい。


まず、みんなの音程を確めたり、大きさなども調節しなければならない。


いくら、音楽の成績が良くったってちょっと無理・・・。


って思ってしまう。



「ねぇ、翔太。どう思う???」



「別に・・・。俺もリーダーやることになったし・・・。」



明日香は少し嬉しかった。



「本当に。」



「あぁ・・・。」



今日の翔太、暗い。


「どうしたの???元気ないじゃん。」



「だってよぉ。あの健二って奴、明日香と仲良いじゃん。だから、なんていうか。同じクラスだし。」



もしかして、明日香と健二が一緒にいたとき、翔太嫉妬してたのかも。



「つまり、嫉妬してるってこと???」



「まぁ・・そういうことになるかな。」



「そういうことになるじゃなくて、そういうことでしょうが。」


へぇ・・・翔太でも嫉妬するのかぁ・・・・。




「お前は嫉妬してる???」



嫉妬???そういえばしてないかも。



答えようとした瞬間。



バッ・・・・・・・・・



「きゃ・・・。」



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