たったひとつの愛と笑顔
健二のことが好きになっちゃったって、嫌だ。




翔太が他の女の子と話してる。



ムカッ。



良かった。



明日香、翔太のこと好きなんだね。



「では、1年A組の発表です。指揮は、「玉木健二」君です。ピアノは「中川 アサノ」さんです。」



「♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」



こうして、終わった。



今まで、ずっと練習してきた。



これでいいんだ。



明日香たちは、一生懸命やった。



「では、3年B組の発表です。指揮は「直木 翔太」君です。ピアノは「篠田 恵美」さんです。」



翔太の指揮、かっこいい。



「明日香、俺と回ろう。」



翔太がそういって走ってきた。



「いいよ。明日香も翔太と回りたかったんだ。」



「ヒュー、ヒュー。翔太、お前ら、超いい感じじゃん。」



翔太と同じクラスの男子がひやかしてくる。



「うっせぇーよ。」



翔太がそういった瞬間、



「明日香・・・。」



そこにいたのは、健二と可憐だった。




もしかして、告ったのかな。



で、健二がOKしたのかも。




「可憐と健二って付き合ってんの???」



健二に聞いてみた。



「付き合ってねぇよ。俺は、振られてもお前だから。」



「じゃあ、なんで一緒に回ってんの???」



健二は迷惑そうにいった。


「なんかついてくんだよ。一緒にどうしても回りたいっていうからさぁ。」




「ま、頑張れ。」



こそこそ2人で話していると、可憐と翔太がきた。


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