たったひとつの愛と笑顔
数日後・・・




「明日香、テスト。返ってきたぞ。」





「結果は???」




「結果は・・・・・・・。」


「じゃーん。全部、平均点以上だったぞぉ。」





嘘・・・ホントに???





「俺ってやっぱり天才。」





バッ。




「明日香???どうした???」




明日香は翔太に抱きついていた。




「ゴメン。嬉しくて。明日香、平均点より下だったら、どうしようかと思った。これからも頑張ろう。」





「あのさ、そのことなんだけど。明日香、もういいよ。」




もういいよって・・・。




「もう、俺に教えなくてもいいぞ。俺は天才だから。もう、余裕で合格だからな。」




余裕で合格・・んなわけないじゃん。




「余裕で合格できると思ってんの???そんな点で???明日香だったら、もっといい点とれるよ。」

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