たったひとつの愛と笑顔
うわっ。ヤバイ。言いすぎた。




「そうだよな。お前は頭いいからな。いくら年が違うっていったって、天才には負けるよな。」




「ゴメン。そういう意味でいったんじゃなくて。明日香、もっと翔太と一緒にいたいだけなの。もう、卒業しちゃうから。」




違う・・・。違うの。誤解しないで。明日香から離れていかないで。




「ホントに迷惑だから、来なくていいよ。」





ショックだった。




あの目。真剣だった。マジ顔だった。




本当に迷惑だと思われていたなら、明日香は最悪な人間だ。



人が迷惑だと感じているのに、無視して・・・。




最低だ。頭なんてよくない。




明日香は馬鹿だ。


それから、一言も話さなくなった。



そして、クリスマスの日。



「今日、翔太勉強してるかなぁ。もしかして、誰かほかの女と遊んでたり・・・。」




っと勝手に想像していたときのことである。



ピロリン。



メェルがきた。




受信 健二

題名 ちょっといいか?

本文 今から会いたい。


どうしてだろう。珍しいなぁ・・・。


宛先 健二 

題名 別に・・・

本文 いいよ。どこにいけばいい??



すると、すぐ返ってきた



受信 健二

題名 やった^^

本文 今、お前ん家の前にいるから。





は!!!


出てみると、分厚い黒コートをきた健二が立っていた。



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