小さなsecretary


「どうしたの?」

女のもとに行くと二人の近くに真っ赤な顔をして寝ている女がいた


「この子水と間違えて焼酎飲んじゃったみたいで…」

「どうしよう…小林さんの家知らないし」


二人の言葉に俺は閃いてしまった

この子を口実に帰ろうと




「俺小林さんち知ってるから送って行くよ、これじゃあ当分起きないだろうし」

「本当ですか!じゃあお願いします!」


女は本当に信じてる、この子の家を知っているなんて嘘

名前すら知らないし

けどこれで堂々と帰れるな


「よっと」

寝ている女を抱き上げる、てか軽すぎだろ

見た感じ身長も低そうだし…まあ顔は悪くない

色素の薄いきっと一回も染めていないきれいな茶色の髪にぷっくりとピンクの唇…赤く火照った頬

よくみると意外と可愛かった


てかなに俺はこいつを観察しているんだ!


女を抱え出口に向かう


そこに

「しゃちょー帰っちゃうんですかぁーー?」

とすでに出来上がった女が俺を呼びとめる

抱えてるこいつに気付かないのか?!



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