小さなsecretary


「すいませんが俺は帰らせてもらいます。この子を送っていくので」

腕に抱かれた女を強調して言った

あちこちの女からうらやましがる声やブーイングが聞こえるのを無視し司を呼ぶ

司と部屋を出て静かな場所へうつった





「いきなりなんなんだ…それにこの子は…」

「俺は帰るからあとよろしく、説明は明日するからじゃっ!」

司の言葉を完全無視し俺は女を抱えたまま店を後にした


残された司は何が何だかわからなかった

わかることは…

「雪兎…明日覚えてろよ…」

説教ルートまっしぐらだということだった…






一方雪兎は……


「運転手さん駅前のマンションまで」

のんきにタクシーに乗って帰っているところだった



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