小さなsecretary
仕事
「千歳ちゃーん?」
「あっはい!」
月乃さんに呼ばれ我に返った
「世話係というと何をするんですか…?」
「雪兎の世話をするという意味だが」
そのまんまじゃ…
「司それじゃあ説明が無さ過ぎるわよ」
「そうか?」
さすが月乃さん私が思ってることをわかってくれたみたい
「世話係というのはね「別にいいんじゃない?そんな詳しく説明しなくたって」
月乃さんを遮ったのは社長だった
「雪兎…でも…」
「ただ俺の言うことを聞いて働くだけ、そうだろ?」
社長の言葉に黙り込む二人
なんか気まずい雰囲気?
「あの…することはわかりました、今日は何をすればいいですか?」
沈黙を破るように私が言った
「あぁ、契約書を書いてもらうんだが」
「わかりました、秘書課に行きますか?」
「そうね、紙はあっちだし私が行くわ。司は雪兎と仕事してて」
行きましょと月乃さんに促され私は社長室を後にした