この手、あの手。


「つーちゃん手握ろう」

「……うん」

私の手の上に武志の手が置かれ、指を絡めた。

大きな手……、大好き。


「いくわよー」


「仲良し」と言いながら微笑んだ。

何度か先生に撮ってもらい、私達3人は小松さんを保健室へ残して教室に帰った。


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