気付いて
いつのまにか楽しい飲み会も終わり、いつものような毎日が過ぎました。



けれど少し違うのは、




私が拓人先輩を見つけるのが得意になったこと。



先輩はいつも輪の中心になって笑いを起こしてる。



そんな先輩がすごく愛おしくなった。



「先輩名前覚えてますか?」



ふと2人になった時話しかけた。


「あぁ!…みかだろ!?」



先輩も酔ってたから仕方ないかな…。


「美樹です!」



「そうそう美樹!!」


言い直しながら謝る先輩…。



可愛いからつい許しちゃうんです。



「これ運ぶの手伝って?」



私は先輩の荷物を少し持ち職員室へ運んだ。



「美樹って今彼氏いないんだろ?」


「なんで知ってるんですか?」



「あっ…いや聞いた。」



私はちょっと嬉しかった…聞いたってことはどこかで私の話をしたってことですよね?



その日から私は幸せだった。
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