あなたは、だぁれ?
「お前だって死体からアンティークドールを作るじゃないか」
マカの何気ない言葉に、リリスは眼をつり上げた。
「わたしのはあくまで魔女の死体です。ミコトはそこら辺の死体から作っているんです。同じにしないでください!」
「…お前の怒りのポイントがよう分からん」
リリスと話をしながら、マカは頭を抱えた。
やがて見覚えのある店の前に到着した。
「ん? 今度のディスプレイは刺繍物か」
細かくも美しい刺繍がされているストールが飾られていた。
生成り色の生地に、少し和柄な感じの赤い花が糸で縫われている。
「アラ、キレイですね」
リリスも覗き込むが、マカの表情は複雑そうな色を浮かべる。
「…良い腕をしているのは確かなんだが…何だって闇の世界に入ったんだか」
「それはやっぱり、死体の入手方法がこっちの世界でしかないからなのでは?」
マカの何気ない言葉に、リリスは眼をつり上げた。
「わたしのはあくまで魔女の死体です。ミコトはそこら辺の死体から作っているんです。同じにしないでください!」
「…お前の怒りのポイントがよう分からん」
リリスと話をしながら、マカは頭を抱えた。
やがて見覚えのある店の前に到着した。
「ん? 今度のディスプレイは刺繍物か」
細かくも美しい刺繍がされているストールが飾られていた。
生成り色の生地に、少し和柄な感じの赤い花が糸で縫われている。
「アラ、キレイですね」
リリスも覗き込むが、マカの表情は複雑そうな色を浮かべる。
「…良い腕をしているのは確かなんだが…何だって闇の世界に入ったんだか」
「それはやっぱり、死体の入手方法がこっちの世界でしかないからなのでは?」