あなたは、だぁれ?
「私はコイツの監視役だっ! 妙な物を客に売り付けないよう、見張っているんだ!」

「…と言うことで、俺の片想いです」

「ミツルっ!」

「あはは。まあそれは置いておきまして。引き続き調査をした方が良いですか?」

「ん~、いや。今回はここまでで良い。後はウチの情報屋に任せてみる。ところで報酬だが、金と貸し借り、どちらが良い?」

「ウチはどちらも扱っていますが…初対面ですからね。これからもご贔屓にしていただきたいので、貸し借りの方で」

「なら、コレで良いか?」

マカは再び名刺を取り出し、テーブルの上に置いた。

「私が裏のモノと連絡を取っている時に使っている、連絡先だ。カガミにも同じモノを渡してある」
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