あなたは、だぁれ?
3日間の期間
翌日、マカは普通に登校した。

「マカ! 大丈夫ぅ?」

ミナやクラスメート達が、心配そうな表情で登校してきたマカを向かえる。

「うん、もう大丈夫。一日ゆっくり休んだら、元気になったから」

マカは満面の笑顔を見せる。

「それは良かった」

サクヤの言葉に、マカはふと真顔に戻る。

サクヤはいた。昨日と同じ席に。

「マカがいないと、ミナが落ち込むからね」

「そっそんなに落ち込んでいたぁ?」

「うん。かなーり。手が付けられないぐらい?」

「やだぁ」

「ふふっ。心配してくれて、ありがとう。もう大丈夫だからね」

ミナを安心させるように微笑んだマカは、自分の席に向かった。

そして笑みを浮かべたまま、サクヤに言葉をかける。
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