あなたは、だぁれ?
「とにかくお一人での行動はお止めくださいね。いくらマカ様でも相性の悪いモノとの戦いは控えてください」
「へいへい。確かに私はワケの分からないヤツらとの戦いの相性は悪いしな」
いくら無限の力を生み出す魂を持つとは言え、マカはほとんどその力を使いこなせてはいない。
上手く扱えないことが歯痒く、敵と戦うよりも自分自身に苦戦していた。
「でもマカさんがまさか魔女の力を借りるとは思わなかったなぁ」
心底心外というように、レイラが呟く。
「成り行きに、な。だが短期間だけだ。明日が終わり、明後日になれば契約は終了だ」
「そしたらまた、マカさんを狙ってくるかもよ?」
「その時は迎え撃つまで。魔女なんて私の手に余る」
その苦渋の表情は、血族達にかけられた面倒ごとを振り返っている表れだ。
「同属達でさえ忌々しいのに…」
「へいへい。確かに私はワケの分からないヤツらとの戦いの相性は悪いしな」
いくら無限の力を生み出す魂を持つとは言え、マカはほとんどその力を使いこなせてはいない。
上手く扱えないことが歯痒く、敵と戦うよりも自分自身に苦戦していた。
「でもマカさんがまさか魔女の力を借りるとは思わなかったなぁ」
心底心外というように、レイラが呟く。
「成り行きに、な。だが短期間だけだ。明日が終わり、明後日になれば契約は終了だ」
「そしたらまた、マカさんを狙ってくるかもよ?」
「その時は迎え撃つまで。魔女なんて私の手に余る」
その苦渋の表情は、血族達にかけられた面倒ごとを振り返っている表れだ。
「同属達でさえ忌々しいのに…」