あなたは、だぁれ?
「彼…サクヤさんの血族は、それこそ本家が出来上がったばかりの頃に、分家として離れていったんです。それこそ本家と合流するなんて、千年以上ぶりの話しですよ」
「「千年っ!?」」
マカとリリスの驚きの声が、キレイにそろった。
「しかし離れてはいても、同属ですからね。代々当主のみが、その所在を知っていたんです。今回のその…婚約の話は、サクヤさんのおウチから言い出したことらしいのですが…」
気まずそうに、ソウマはサクヤを見る。
「まあそう言うこと。本家から離れてしまったせいか、ウチも一族として存亡の危機に陥ってしまってね。でも一族の中でも抜きん出た能力を持つ、俺が本家入りしたら、話しは変わってくるだろう?」
そこでようやくマカは我に返り、今まで疑問に思っていたことを聞いた。
「ああ…そうだ。お前の能力を聞くのを忘れていたな。こちらの仮説としては、お前の身に流れる血の匂いだと言っているが?」
「「千年っ!?」」
マカとリリスの驚きの声が、キレイにそろった。
「しかし離れてはいても、同属ですからね。代々当主のみが、その所在を知っていたんです。今回のその…婚約の話は、サクヤさんのおウチから言い出したことらしいのですが…」
気まずそうに、ソウマはサクヤを見る。
「まあそう言うこと。本家から離れてしまったせいか、ウチも一族として存亡の危機に陥ってしまってね。でも一族の中でも抜きん出た能力を持つ、俺が本家入りしたら、話しは変わってくるだろう?」
そこでようやくマカは我に返り、今まで疑問に思っていたことを聞いた。
「ああ…そうだ。お前の能力を聞くのを忘れていたな。こちらの仮説としては、お前の身に流れる血の匂いだと言っているが?」