アイドル恋愛
「もう何ぃ?」
あたしは屋上へ行き、壁にもたれかかり、電話の相手にそう答えた。
「なんだよ。ムスッとしてんな.....」
「悪い?てゆーか何?」
「俺と琉愛で主演決定だってよ」
.........
.....
..
.
「え?あ、うん。って.....えええ?」
「なんだよ、その反応」
「本気なの?」
「俺が嘘付くと思うか?」
電話なのに首を振るあたし。
恥ずかし・・・・///
「いいえ」
「今絶対振ったろ」
な!バレてる・・・・し。
「はい.......でも何で?」
「そんなの監督に聞けよ」
「まあとにかく迎えに行くから。というかもう学校の前いるけど」
「え!!!.....じゃあ行きます」
といい、教室に戻る。
荷物を取り、先生に耳打ちをする。
(急用です・・・すみません)
(気をつけて)
先生がこんなにも優しくしてくれるのは、あたしの実のおばあちゃんが学園長だから。
ありがたいことです。
それにJETLAGのみんなはここの卒業生。
みんな知らないみたいだけど。
「さようなら・・・」
「あっ!琉愛帰んの?バイバイッ」
「バイバイッ」
小さめに手を振ってその場を後にした。