告白のススメ
自惚れてもいいの…?
あたしに向けたものなの?
「留奈?歌聴いてた?」
「う、うん…」
聖が、ステージから降りてきた。
緊張する…
なんていえばいいの…?
でも…『怖い』
その思いが体を震撼させる。
闇に突き落とすみたいに。
「留奈。」
体がビクンっと震える。
「留奈…ゆっくりで良いから、
俺とのこと考えて。」
「えっ…―?」
「ゆっくりで良い。留奈に色々あるのは
1番知ってるつもり。だから…―
…だから、俺にちょっとでいいから、頼って?」