気ままに生きる

　このアルバムを今やってといわれても、同じには絶対できない。

「Cappadocia」に関しても、その場でスライドで入れたので同じようなことはできないね。似たようにはできるかもしれないけどね。このアルバムの曲全体がそのような感じで弾いているので、この頃の気分がアルバムを聴くとよく分かります！

　レコーディングにはいろいろな人たちが参加してくれてるよね。その中でEmiちゃん（Emi Eleonola…DEMI SEMI QUAVERのボーカリスト作曲家。演奏家。ポエマー。翻訳家。モデル、女優。様々な肩書きを持つ）とは初めて出会ったんだけど、すごいインパクトの強い人だった。そして何回かライブも一緒にやったけど、すごい人だった。今でも一緒にできたら面白いね。

　清志郎もレコーディングをみに来ていて、その場で曲を聴いてフルートとサックスを入れてくれたよ。やっぱりすごいね。

　全体としてミチアキのベースとグリコのドラムが土台としてしっかりしてるから、俺も楽しく弾けたよ。

　この時代もいろいろな人とやったけど、その人たちの曲によって気分を変えることはなく弾いていた。俺は俺だからね。

　いろいろアルバムにタイトルをつけるけど、この「Crescent」も俺から言えば“ぞくぞくかぞく”というタイトルだね。

　このアルバムはよくできていると思う。メンバーと、協力してくれたみんなの感じがよく出ている。“Crescent moon”です。


　そしてこの頃はお酒を飲むようになって、もうひとりの自分に会えるようになりました！