気ままに生きる
 音楽とドラッグ、それが中心で生きていた。それ以外、何をやりたいとかは無かったな。神津島でやろうという話に乗ったこととかはあったけど、俺からああしたい、こうしたいということは無かった。仕事をくださいというのも無かった。全部その時の流れで来た話でやりたいことをやっていた。別にやりたくなくてもいいよって言った時もあったけど、実際その時になってやりたくないから逃げちゃったとかもあった。

 そういう時代感みたいなのは、アメリカでもヒッピーがいなくなったりしたのとか同じだったんじゃないかな。

 カップスやめて、スピードグルーやめて、音楽的には興味があまり無くなったね。京都時代のあのへんから特に一番無くなったかな。

 この時代は流れるままに生きたかな。今もそうだけど。仕事が途切れた時でも、途中で別の業界の仕事をすることもなかった。その後、アメリカのバークレーに行って、ってそういう感じで。
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