彼からの5日遅れのラブレター

俺は毎年、めんどくさくてでていなかったが、ついに部長に言われ、仕方ないから今年は、出る事にした。
パーティーの日は、仕事が休みで17時からパーティーが始まる。
午前中は、何もすることがなく、久しぶりに出かける事にした。

高層マンションから出て、少し歩くとショッピングモールがある。

都心だから人がうじゃうじゃいて、人酔いしそうだ。

「ねぇ!?これから遊ばない?」

パンダみたいな目をした厚化粧女二人組から声をかけられた。

「俺、飼育係じゃないから」

睨むように言ったら、女達は、イケメンのくせに心は、めっちゃ不細工とか言って怒りながら去っていった。

だいたい、完璧な人間なんて数えるくらいしかいないだろう。

俺は、そう思いながら人混みの多いショッピングモール内を歩いていった。
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