彼からの5日遅れのラブレター
Ⅶ
余命を宣告されて、今日で2ヶ月がたとうとしている。
ゆうは、だんだん体力がなくなってきて、歩くのもやっとだ。
季節がだんだん変化し、枯れ葉が風で飛んでいる。
「ゆう、今日は天気がいいね」
「……そうだな〜」
「たまには、お散歩に行こうか!」
ゆうを車椅子に乗せてお散歩に行く事にした。
「お日様が気持ちいね!ゆう、寒くない?」
「あぁ。あずさが編んでくれた膝かけしてるから大丈夫。あずさは、大丈夫?」
「大丈夫だよ!風が気持ちいくらい」