彼からの5日遅れのラブレター
「ご飯、作っといたんだ!」
「やった!あずさの飯、久々だ」
「フフ♪いっぱい作ったから、いっぱい食べてね」
ほんとに、いっぱい作った。塩分とか、栄養分とか気おつけながら、一昨日から準備してた。
お節並にいっぱい作った。
「「いただきます」」
「おいしい?」
「うん!めちゃくちゃうまい」
「よかった」
「幸せだなー。」
「うん…。幸せ」
「このまま、時が止まれは、いいのに。」
「………。」
「あずさ。」
「……うん?」
「愛してる。」
「うん」
「ずっと、愛してる。」
「うん」
「俺を、幸せにしてくれてありがとう。俺の人生に、花を咲かせてくれて、ありがとう。俺の人生、輝かせてくれてありがとう。」
「うん。私も、ゆうと出会えて、幸せ。
けど、ゆうは、間違ってるよ……」
「え……?」
「私が、ゆうの人生、輝かせたわけじゃない。ゆうが私の人生を輝かせてくれたの。掛け替えのないものにしてくれたのっ」
「あずさ……、ずっと居て?俺の隣に。笑ってて、俺の隣で。」
「うんっ。言われないでも、ずっと居る。隣にいる。」