彼からの5日遅れのラブレター
朝、いつもどうりに起き、隣で寝ているゆうの寝顔を見てから、キッチンに立ち、朝ご飯を作る。
いつもなら、起きてくるのに、ゆうは、まだ起きてこない。
おかしいなと思い、寝室に行き、ゆうを揺すっても起きてくれない。
体温も以上に低い。
「ねぇっ!ゆう、朝だよっ。起きてよ、ゆうっ」
いくら叫んでも起きてくれない。
すぐに病院に連絡をいれた。
「ゆう、死なないでっ!私をおいてかないでっ。」
ゆうの重たそうな瞼が、ゆっくりと開いた。
「ぁず…さ」
「ゆうっ、ゆうっ」
「ぁずさ……、ご…めん。もう……、限界か…も。」
「ッ、そんな事ないっ、私の横でずっと笑ってよ。ゆうっ」
「泣かな…いで、ぁず…さ。笑ってよ」
「ゆう……。大好き。大好きじゃ全然たりないくらい大好き。」
「俺は、……愛してる。」
「私、幸せだよ。ゆうと出会えて、ゆうと一緒にいれて、ゆうと笑えて、ゆうと過ごせて、ゆうの妻になれてっ…………。
私は、輝けたっ。
ゆうのおかげで輝けた。
ゆうっ………
ずっと……
ずっと……
愛してる。
愛してるからっ。」
「天国で待ってる……。
ずっと待ってる………。
俺には………、思い出があるから…………。
ぁずさとの……数えきれないほどの思い出が……。
それを、思い出しながら……待ってるよ。
ぁずさ……。
真剣に生きて…?
俺の分まで……真剣に生きて?
そして…輝いて。
あずさ……
愛してる。
ずっと。
永遠に………」
「ゆうーっ」