桜色の恋 【短】


男が一目ぼれなんて
君に言ったら笑われるだろうか。


どきどきしながら君に問うと
君はふわっと微笑んで

「おかしくなんてないですよ。
だって私も今、あなたに恋をしました。」

と言った。


その日から俺は毎日学校が終われば彼女の所に行った


お互い、名前も知らなかった。


だけど、名前なんて必要ないくらい
俺たちは通じ合っていた。



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