私と甥の3歳差の恋





朔夜さんが『あんた』って呼ぶ時はなにかに焦っている時


名前を呼ぶ暇なんてないと朔夜さんは小さい頃オレに教えてくれた

こんな朔夜さんを見るのは久しぶりだ




『先輩‼急いで高校まできてください!私たちが卒業したとこに決まってんでしょ‼早くきて!』




さ、朔夜さんが先輩に怒鳴ってる
あんなに尊敬している先輩に…




「さ…くや……さん降ろして。」




「いいから、璃莵は黙ってて!」




ケータイを切り先輩の承諾を受けないまま、ポケットにいれた

朔夜さん…
冷たくて気持ちいい…




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