私と甥の3歳差の恋






「ん…ん…璃莵くる…しい」




どんどんとオレの胸板を叩く

ぜんぜん痛くない

本当に抵抗したいのだろうか?



ていうか朔夜さんオレのこと誘ってんの?

顔真っ赤にして涙ためている



こんなの抵抗しているようには思えない…




「はぁはぁはぁー」




朔夜さんを解放させると酸素を求め息をしている


朔夜さんをお姫様抱っこしてリビングまで連れていく




「璃莵?ちょっと璃莵!」




朔夜さんがばたばたと動く



リビングに入って目を疑った



泥棒が入ったあとのようにきたなくなっていた
白い紙で埋め尽くされていた
ところどころ墨などもついている



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