私と甥の3歳差の恋





「璃莵のろっか。」



オレは朔夜さんにくっついて一緒に白い車に乗り込んだ


香津美と透はオレをいじってくる

助手席にのっている梓は朔夜さんとバカの言い合いをしている

木城はそんな二人を見て笑っている


初めて朔夜さんが遠い存在の人に見えた




「へー璃莵くん彼女いないんだーもったいないこんなに可愛いのに」




「そうですね…」




香津美からは香水の匂いがする
この匂いはなんだろう
きつい匂いではないけど
朔夜さんの匂いと重なって朔夜さんの匂いが邪魔される




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