: 過去
「なぁ、名前はなんていうん?」
驚く顔を必死に堪えながら、私は答えた
「私は春日碧…あなたは?」
「あたしは西上鈴!!」
「にしがみ…すずちゃん?」
そうやで、と彼女は頷く
「にしても、碧は何処から来たん?なんや珍しい格好やな」
ハニカミながら鈴は私に触れようとした
でも……
――ビリビリっ!!!!
身体中を駆け巡る電流に襲われた
「いった~…!!」
「なんや?どこか痛いん?」
鈴はケロッとしている