始末屋 妖幻堂
「こっちが言いたいぜ! 何でお前は小僧を追うんだ!」
男たちから言わせれば、牙呪丸の言うことは、さっぱり訳がわからない。
後ろ暗いところのある男たちが切れるのも無理はない。
「言うたであろうが。小僧が帰ってこぬお陰で、我の片割れが難儀しておるのだ。それもこれも、お主らが揃いも揃って小娘一人を取り逃がすような愚か者だからであろうが」
「・・・・・・!!」
全く容赦のない牙呪丸の言葉に、男たちの顔色が変わる。
一斉に得物を取り出した。
「黙って聞いてりゃ、好き勝手抜かしやがって! 俺たちにそんな口利いて、良いと思ってんのか?!」
「ただの町人のくせに、生意気な口利いたこと、後悔させてやんぜ!」
ざっと玄関口一杯に、男どもが散開する。
逃げ道を塞いだのだろう。
「待ちゃれ」
このように緊迫した場面でも、相変わらず悠然と脇息にもたれていた狐姫が、やっと口を開いた。
男たちの目が、一斉に狐姫に注がれる。
一人が、にやりと口角を上げた。
男たちから言わせれば、牙呪丸の言うことは、さっぱり訳がわからない。
後ろ暗いところのある男たちが切れるのも無理はない。
「言うたであろうが。小僧が帰ってこぬお陰で、我の片割れが難儀しておるのだ。それもこれも、お主らが揃いも揃って小娘一人を取り逃がすような愚か者だからであろうが」
「・・・・・・!!」
全く容赦のない牙呪丸の言葉に、男たちの顔色が変わる。
一斉に得物を取り出した。
「黙って聞いてりゃ、好き勝手抜かしやがって! 俺たちにそんな口利いて、良いと思ってんのか?!」
「ただの町人のくせに、生意気な口利いたこと、後悔させてやんぜ!」
ざっと玄関口一杯に、男どもが散開する。
逃げ道を塞いだのだろう。
「待ちゃれ」
このように緊迫した場面でも、相変わらず悠然と脇息にもたれていた狐姫が、やっと口を開いた。
男たちの目が、一斉に狐姫に注がれる。
一人が、にやりと口角を上げた。