COLORS~Clear~
「…よかった…」


その後悔は。
すぐになくなった。


きっと。
まだどこか、郁サンの前では“部下”が抜けきれてなかった私。


【もっと。これからも、素の部分を見せてほしい】


この時。
私の気持ちは、郁サンに向かっているはずだった。
郁サン、だけに…。


【ようやく。少し、見られた気がする】

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