COLORS~Clear~
どこまで年上として接して。
どこから対等に接するべきなのか、少し戸惑う。
「じゃあ、直接。茶室に出入りするってこと?」
「あ、うん」
「へぇ~。やっぱり霧島の家は本格的なんだね。うちみたいに、部屋の一室が…って感じじゃないんだ」
そんな私の代わり、ではないんだろうけど。
沙奈が質問する。
「時間、関係なく稽古できるようにって作った茶室だからな。自宅内にも、茶室はあるよ。入り口は外側にあるけど」
沙奈に答える一瞬、霧島クンは高校生の顔に戻ったけど。
「祖父や父の生徒さんも。今は離れで稽古をつけてます」
私に視線を戻した瞬間には、また大人の顔に変わる。
どこから対等に接するべきなのか、少し戸惑う。
「じゃあ、直接。茶室に出入りするってこと?」
「あ、うん」
「へぇ~。やっぱり霧島の家は本格的なんだね。うちみたいに、部屋の一室が…って感じじゃないんだ」
そんな私の代わり、ではないんだろうけど。
沙奈が質問する。
「時間、関係なく稽古できるようにって作った茶室だからな。自宅内にも、茶室はあるよ。入り口は外側にあるけど」
沙奈に答える一瞬、霧島クンは高校生の顔に戻ったけど。
「祖父や父の生徒さんも。今は離れで稽古をつけてます」
私に視線を戻した瞬間には、また大人の顔に変わる。