COLORS~Clear~
12.動いた瞬間
「今日はお招き頂いて、ありがとうございます」
次の日。
フォーマルだけど、いつもよりは少しカジュアルな服装で。
郁サンが両親に挨拶をして。
「堅苦しい挨拶なんていいのよ。かけて」
「かけなさい」
父と母に促されて。
「じゃあ…。失礼します」
郁サンが席につく。
郁サンがうちに来たのは、挨拶のとき以来、2度目。
心地好い緊張感と共に。
何となく、だけど。
昨日の罪悪感が、まだ僅かに残っていて…。
何とも言えない、微妙な感覚に、私は包まれる。
次の日。
フォーマルだけど、いつもよりは少しカジュアルな服装で。
郁サンが両親に挨拶をして。
「堅苦しい挨拶なんていいのよ。かけて」
「かけなさい」
父と母に促されて。
「じゃあ…。失礼します」
郁サンが席につく。
郁サンがうちに来たのは、挨拶のとき以来、2度目。
心地好い緊張感と共に。
何となく、だけど。
昨日の罪悪感が、まだ僅かに残っていて…。
何とも言えない、微妙な感覚に、私は包まれる。