残念ながら、霊感ありっ!
中に入ると、ガムテープが貼ってある段ボールの板が落ちていた。


窓は、これで簡単に塞がれていたが外れて落ちていたようだった。


中はホコリが薄く積もっていて使われた形跡はない。


歩くとキシキシと音がする。


「これは、なんか危ないから・・・立ち入り禁止っぽいな・・・」


俺は、足元に気を付けながら彼女を見た2階へと向かった。


階段はさらに危ない感じで、足場によってはミシッと音がする。


無事2階に上がると俺は、教室を一つずつ横目で確認しながら歩いた。


「居ないな…」と思っていると、奥の教室まで来てしまった。


その教室の向こうには、俺が上った階段とは別の階段がある。
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