残念ながら、霊感ありっ!
「あっ、起きた?」とニコッと彼女は微笑む。


「あ、はい・・・えっと?」


彼女はやっぱりカワイイ・・・と見とれていると、何かがおかしい・・・


彼女の向こう側・・・背景が・・・天井・・・?


なぜ彼女の奥が天井に・・・? そして、この・・・後頭部の柔らかくて、暖かい感じは・・・


「あの・・・この状況は・・・?」


俺は彼女に膝枕をされて、彼女は俺の顔を覗き込んでいた。


「気絶されてたので大丈夫かな?と思って」と彼女は応える。


「すっ!すみませんっ!すぐに起きますっ!」と俺は慌てて飛び起きた。


ゴンッ!と俺があわてて起きたせいで彼女と俺は頭をぶつける。

「いたっ」と二人同時額を押さえる。
< 17 / 25 >

この作品をシェア

pagetop