残念ながら、霊感ありっ!
「・・・ん?・・・吹っ飛ぶって?」と、尋ねた。


「え? えっと・・・あなたが・・・」とニコニコと彼女は応える。


「・・・ハハハ・・・?」とりあえず、俺は笑ってみた。


彼女も微笑み返してくれる。


しかし・・・・・・、当然、何の解決にもならなかった。


「えっと・・・何があったのかちょっと、よく分からないんですが・・・」


「ん??」と、彼女はキョトンとしている。


「あ~・・・えっと、さっき目が覚めるまで俺って・・・」


「あ~!」と、彼女はようやく「分かった。分かった」と、いうような感じで声を発して、


「目を覚ますまで、膝枕してましたよ」と応えてまたニコニコとしている。
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