愛する娘へ〜母からの手紙〜
階段も、私一人では母をのぼらせるのが、限界になっていました。
一度、無理して母をのぼらせていた時、母が足を踏み外したのを支えられず、階段の途中で二人で倒れ込んだことがあったのです。
私には、怪我はなかったのですが、母は膝を階段の角にぶつけたようで、「痛い……痛い…」と呟いていました。
後で見てみると、あおあざが出来ていました。
父に手伝ってもらわないと無理だ…
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