愛する娘へ〜母からの手紙〜
そんな状態のまま入院5ヶ月が経ちました。
突然、主治医から話しがあると呼び出されました。
それは、私と父、そして母にとって一つの決断を迫られる内容でした。
「お母さんは、今熱が下がって、落ち着いた状態です。ただ、一つ問題があります。この病気は筋肉が、固まったり、変形したりする特徴があり、お母さんの喉の筋肉もかなり変形してしまっているんです。今も嘆が結構出ていますので、このままだと、嘆が変形した喉の筋肉につまって呼吸が出来なくなってしまうことが考えられます」
主治医は、喉の模型を見せながら丁寧に説明してくれました。
「でも、嘆の吸引をすれば、大丈夫なんじゃないですか?」