愛する娘へ〜母からの手紙〜
それでも、私は母に気管切開をさせようと決めました。
声が聞けなくなってしまうことより、母が私の前からいなくなってしまうことのほうが、辛い………耐えられないからです。
喋れなくても、何も出来なくても、生きていてくれるだけでいいと思ったのです。
自分勝手な考え方かもしれませんが、私にとって母は掛け替えのない存在なんです。
たった一人の私の母を失いたくありませんでした。
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