愛する娘へ〜母からの手紙〜
3、転院
入院から5ヶ月。
主治医から、病状が落ち着いているので、病院を移るか、自宅療養にするかどちらにするか決めてほしいと話しがありました。
母は、もちろん自宅療養を希望しました。
私も父も、母を家に帰らせてあげたいという気持ちがあったので、自宅療養を希望しました。
母は、久々に家に帰れることをとても喜んでいました。
3週間後。
母は、6ヶ月ぶりにわが家に帰ってきました。
一階の客室にベッドを起き、一週間に二回看護士さんに来てもらい、点滴等を管理してもらいました。
母は、家に帰ってきてから顔色も良く、熱が出ることもありませんでした。
病院では見られなかった笑顔も、見せるようになりました。
やっぱり家に連れてこれてよかったと父と二人で安堵していました。
そんな矢先、母が突然高熱を出したのです。