未定。



「結衣、お待たせ。」



しばらくして拓海くんは
オレンジジュースと
シュークリームを
持ってきてくれた。



「…うわあ、おいしそう。
いただきますっ…。」

「結衣、昔っから
どんだけ泣いてても

おやつ食べると絶対
泣きやんだからな…。」

そう言って笑いながら
シュークリームを食べるあたしを
見ている拓海くん。


あまりにもじーって
見られてる気がした。


「どしたの?」


「結衣、クリームついてる。」


「えっ、どこっ?」


「ここ…。」


そういいながら
あたしの口の端についた
クリームをとって舐めた拓海くん。
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