未定。



次の日。

学校に行くとサッカー部の男子達が
声をかけてきた。



「ごめん、津川!
昨日、大貴先輩に
津川のメアド教えたの
俺らなんだ。」



そういう男子達は、
申し訳なさそうな顔もせず、
ただヘラヘラ笑っていた。



「なんかさー、先輩
彼女にフられたらしくて
機嫌悪かったんだよね。」



「そうそう、
だから女の子紹介しようと思って。」



「しかも津川って良さそうなカラダしてんじゃん?
先輩絶対喜ぶから…」



「ちょっ、お前それ言っちゃダメだって!」



ほら、やっぱり。



「津川、そう睨むなって。
先輩イケメンだし、どう?」



「…別に興味ないし。」

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