ありったけの愛をキミに

「いや、別に…」




「だったら急ぐぞ

早くしねーと遅刻になるんだからよ」




ポン




背中を軽く叩いて逞は走りだした


「待てよ逞!!」




俺は走って逞の背中を追いかけた




期待と不安を胸に学校の門をくぐり抜けた




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