ありったけの愛をキミに

「なんですか先生」




「田中くんに頼みがあるのよ」




そう言って担任は、俺にある物を渡した




もしかして、これって...




「これってもしかして…」




~今~




ハァー

本当に俺でいいのかよ…

絶対に他に良い奴が居ただろ




あれを軽くポケットの中で握り

その時が来るのを待つ




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