ありったけの愛をキミに
「それに涼介も居るし
今日まで本当に悩んでたけどさ
俺は、清南を選んで間違ってなかった」
「なんでそう思ったの?」
ベッドの上から下に布団をひいて寝てる
逞の方に顔をむけた
「今日クラスメートを見たらさ
なんとか学校生活楽しめそうだったし
お前とも同じクラスでさ
担任も良い人だったしさ」
清南高校を受けると決めたのは
俺のが先だった
逞は最後の最後まで志望校を悩んでたし
まさか一緒の高校になるとは
思ってなかった