ワタシハムテキ
そしてそれぞれ言葉を交わさないまま、服を着た

「…あのさ……」

重い空気のまま、あたしは潤に話しかける

「何?」

「……嬉しかったよ。潤が産もうって言ってくれて」

「…今さら何…」

「潤のこと、本当に好き」

「…そんな…別れ話みたいな言い方……」

「そーだねー彼女でいるの飽きたっ」

「りっ───」

あたしは潤の唇をふさぐ







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