ワタシハムテキ
「………分かんないよ!

確かに莉奈のことは羨ましかった

でも今は嫌いになっちゃったからそーゆー気持ちだったのかとか忘れたし!」

ほら多分、紗枝は悪い子じゃない

裏があるとかじゃなくて、裏をわざと作っているようにみえる

─ギュッ

「さっ…触んないでよ!」

言われると思った

でも、離してあげない

「……ごめんね」

「………」

紗枝はさっきよりも強い力であたしの腕を振り払って逃げた

「…ったく…あの子不器用すぎ」

ほらやっぱ真理奈も紗枝のこと嫌いじゃない

「女ってめんどくさー(笑)」

あたしはそう言って笑った








そのあと真理奈と解散してからマネージャーに電話をかけた







「…あの……セカンドシングル出していいですか……?」








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